18才で村上春樹の「風の歌を聴け」を読んだ男の末路(前編)
今日もお風呂のなかでこれを書いています。
天気がいいので、ちょっと前に多摩川土手を5㎞ほど走ってきました。
ものすごく人が多かった➰
1㎞につき100人くらいいたと思います。
(他にすることないもんね(´⊂_`;))
僕はだいたい年5回くらいのペースで走ります。(←つまりほとんど走らない)
今年のGWはたぶん長くてやることがないので、もう少し走ることになりそう(涙)
【18才の夏に】
今回は、なぜ僕がこれほどまでにビール好きになったのか?という理由についてお話ししようと思います。
18才の夏に、大学のクラスの仲間で夏合宿に行きました。
(場所はよく覚えてないけど、軽井沢か、もしくは軽井沢から半径300㎞以内のどこか)
わりと長い時間移動することになるので、古本屋で文庫本を適当に三冊くらい買って行ったのですが、その中の一冊が村上春樹の「風の歌を聴け」でした。
1ページめくる毎に新しい風景が出てくるような……
30秒の短編映画を次々と見せられているような……
そんな、今まで読んだことのないテンポの小説だったのですが、その時は「すごく面白い!」とは思いませんでした(←あれ?)
内容も……
どんな小説でしたっけ(笑)
合宿のこともよく覚えていませんが……
行きのバスの後ろの方の席で、まだあまり仲良くなっていないクラスメイトに囲まれながらこの小説を読んでいた、その風景をボンヤリと覚えています。
その年の冬。
大学の本屋さんの一角に、赤と緑の表紙のハードカバーの本がうず高く積まれました。
クリスマスカラーのこの上下巻セットの本を買い、さらに生協でJRの青春18きっぷを2枚買って(本当は5枚綴りなのですが、生協ではバラで購入可)、僕は故郷に帰省しました。
各駅停車で15時間の旅……
日の出前に家を出て、何度も乗り換えて…
下巻を読み終えた頃、辺りは再び暗くなっていました。
深い虚無感に包まれた僕を乗せて、電車はゴトゴトと暗闇の中を走っています。
魂の一部が死んでしまったような気がしました。
(ビールの話が出てこないな〰️w)
【1973年のピンボール、そして一人暮し】
小説「ノルウェイの森」の中で、主人公の「僕」は学生寮に住んでいますが、何を隠そうこの僕も学生寮に2年間住んでいました。
1年生の時は二人部屋。
同じ部屋の住人とは、郷里が近かったこともあり仲良くやっていました。
学部が違ったので、スケジュールはあまり合わない二人でしたが、よくご飯を二人分作って一緒に食べたっけな…(うろ覚え)
2年生になり、一人部屋に移動。
このとき初めて、自分専用の小さな冷蔵庫を手に入れました。
(それまでは、給湯室にある共用の大きな冷蔵庫を使っていました。)
そしてこの自分専用の冷蔵庫の中には、いつもバドワイザーがギッシリ入っていたのです。(やっとビール出てきた(笑))
(そしてビールの写真じゃないというね。懐かしい)
「ノルウェイの森」を読んで駆け出しのハルキストになった僕。
(当時は「ハルキスト」という言葉はたぶんありませんでしたが……)
その後、「1973年のピンボール」「蛍・納屋を焼く・その他の短編」と、村上春樹の本を読み進め、いつしかビールの量を「プール一杯分」とか「浴槽一杯分」と数えるようになりました。
(「浴槽一杯分」は小説の中には出てこないかも)
上記の2冊の本の中には、ビールを飲むシーンがたくさん出てくるんですよ(*´-`)
影響されがちな年頃なので仕方ありませんね(。-ω-)
時は過ぎ……
2年間の寮生活を終えた僕は、大学近くのアパートに引っ越し、一人暮しを始めました。
そして新しく大きな冷蔵庫を買い、バドワイザーを詰め込んでいくことになるのです。
今日のお話はここまでです。
だんだんお酒の話じゃなくなってきてる気がしますが、次回は、ちゃんとお酒の話をする予定(←本当かな?)
ではまた!( *・ω・)ノ