誰かの言葉が誰かを作る
卓球歴は合計で20年に届こうかというところに来ていますが、その間に誰かにコーチングしてもらったことがどのくらいあるかというと、そんなにたくさんはないかな……と、何となく思ってみました。
なんだか変な文末になっているのは、文章を書き始めてすぐに「高校の頃はけっこうコーチング受けたかも(。-ω-)」と、思い出してきたからですね。
コーチいましたから。
もちろんOBですけど。
主に指導してくれていたのは裏裏カットマンの……あれ?名前忘れちゃったな……Aさん(仮)と、ペン表ブロックマン(ブロックマンって戦型ありますか?ありますよね(´⊂_`;))のHさん。
二人とも当時の僕に勝てる相手ではなかったし、コーチという名目で来ているのでコーチングはしてもらったと思うのですが、あまり記憶に残っていません。
もしかしたら、僕の態度が悪かったので、あまりコーチングする気にならなかったのかもしれませんね( -д-)
遡って中学生の時は、割と上手な顧問の先生がいたのですが、女子の練習相手をしていたところしか覚えていません。
一学年上に上手な女生徒のUさんがいましたからね。地区大会で優勝しちゃうような先輩でした。まぁそっちの指導をしていた方が楽しかったでありましょう。べ、別に羨ましくなんかないんだからねっ!( ;`Д´)
話はそれますが、このUさんとは大学4年くらいの時に一度だけサシ飲みをしています。遠く故郷を離れた池袋という地でなぜ二人がサシ飲みをしたのか?いや、よく思い出したらその前に映画も観たし、その後にカラオケも行ったな……
そ、その後の後はなかったんだけど……
とにかく、なぜそんなに長い間会ってなかったのに連絡を取ったのか、というか連絡が取れたのかは覚えておりません。今度会ったら訊いてみましょう。自転車で北北西の方角に1時間15分くらい走った辺りで練習しているらしいです。(共通の友人情報)
ああコーチングの話でした。
高校3年生で引退してから20年のブランクの後、子どもが通う小学校のPTA卓球部で再開、続けざまに今のクラブチーム(以後Aとします)に入部。
AはPTAのOBが中心のチームです。
……Aばっかり出てきましたが、クラブチームの頭文字が「A」なんですよね。ホントすいません。
あと、コーチの名前は仮にAさんとしたつもりでしたが、思い出したらやっぱりイニシャルがAでした。ホントすいません。
とにかく、A(うちのクラブチーム)は当時、そのメンバーのほとんどがPTAで卓球を始めた方々だったので、先輩からコーチングを受ける、ということはありませんでした。
チーム内には指導できるような人がいませんでしたからね。よくある話だと思います。
では反対に僕が周りを指導したかというと、そんなこともありませんでした。当時の僕は、他人に何か教えるための知識も経験も全く持ち合わせていなかった。普通にフォア打ちしているときに、ボールがなぜ常にトップスピンになるのかを考えたのは卓球を再開して3年くらい経ってからだったような気がします。よく覚えてないですが。
さて、クラブチームに入って5年程が経過し、大会にもビシビシ参加するようになって知り合いもバシバシ増える頃になると、他所様のクラブチームの練習にお邪魔することが多くなりました。たしかカットマンに転向した頃だったかな?
「お、なりちん君カットマンになったの?」
と言われた記憶はないなぁ……
見た目の変化が大きいんだから言われないはずはないんだけどなぁ……
たぶん全くもって成績を残していなかったので誰も僕のことを知らなかった、という理由から、誰も僕にそんな言葉を掛けなかったのでしょう。適当に書きましたがたぶん本当です。練習相手をしてくれる方によく自己紹介をしていた記憶がありますから。
さて、数多あるクラブチームの中で、今も昔もよくお邪魔するクラブチームはAというチームです。ここも頭文字がAなの。ホントすいません。ホントすいません。でも勝手にDとかにはできませんからね。違うカテゴリーの話になっちゃうかもしれないし。
この他所様クラブチームのAは、初心者や初心者然としたメンバーはおらず、僕より一枚か二枚か三枚上手のヒトがゴロゴロいて、イヤな顔ひとつせずよそ者の僕の相手をしてくれるアットホームでとても良いチームです。最近の主力は僕より二回りくらい年下で、試合をしたらほぼほぼ負けます。みんなタマ速えーんだもん。
この若い主力の中に左ペンドラのKくんという子がいるのですが、何でも出来ておまけにミスが少ない。
そして、ペンドラだからという訳じゃないかもしれないけどフットワークが物凄い。
ちょっと細身で背が高いんだけど、ヌルヌル動いてオールフォアで攻める。ビュンビュンではなくヌルヌル動く感じなんですよ。(伝われ!)
このKくんがある日、練習試合の後にアドバイスをくれました。
レシーブのコースが甘すぎるのでもう少しエグく狙った方が、三球目に速い球を打たれないから守りやすいですよ、とか、回り込んでドライブを打つとき、戻る方向に体重移動しながら打てば、次にフォアに振られたとしても間に合いますよ、とか。
こうかな?
いや、それだと体重移動が前方向じゃないですか。こうです。
こうかな?
あーいいですね……みたいにひとしきり練習したあと、「もう一試合やりましょう」と言われて、ああ、強くなるために必要なのはこれだなぁ……と思いました。実践に則した練習と、練習を活かした実践。
お言葉に甘えてもう一試合やりましたが、一試合目よりは善戦できました。一応フルセットまで持っていけましたからね。Kくんが試合をうまくコントロールしてくれたかもしれませんが、アドバイスを常に念頭に置いて試合ができたことによる試合内容の変化をものすごく感じられたのは確かでした。
それにしても、Kくんのコーチングって考えてみるとすごいな、と改めて思ってみたりしました。内容もそうだけど、その行為がね。
同じチームならいざ知らず、違うチームのおっさんに無償で感動的なアドバイスくれるとか、これはもう自分の子どもに対する愛に近い気がしますね。愛は与えるもの、とか誰かが言ったような気もするし。
でも、多くの練習場でこの愛の贈与は行われているんじゃないかなぁ、と思います。
そして、高校生のとき、あの体育館でも。
そんな今までのアドバイスで僕の卓球は出来ているのかもしれません。
今日のお話はここまでです。
ではまた!( *・ω・)ノ
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3年くらい前、うちのクラブチームの練習に女子高生のRちゃんが始めて練習に来た時のこと。(知り合いの娘さんです。)
最近フォア表にしたんですぅ、というシェークハンドの彼女と練習を始めてすぐに、
「あれ?このフォームどこかで見たことが……あれ?どこだっけ……ってか誰かに……」
そして僕は、試合会場で時々話をするU君(フォア表。イニシャルUは2回目ですが1回目とはもちろん別人)のフォームに似ていると思って、
「Uって知ってる?フォームがすごく似てるんだけど」と言ったら、
「ハイ!最近コーチしてもらってます!」と元気よく言われました。
……彼女のコーチングを受ける技術が凄いと思いました。完コピなんだもの。
あと、おそらく僕の卓球の25%は陳衛星のYouTube動画で出来ています。
5年前なら65%だったけど、最近あまり見なくなりましたから。
そのせいか、最近は自分の試合態度が良くなった気がします。(半分本当)