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【なんて読む?】「SNUS」ってどうよ?【R20指定】


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改正健康増進法というものが今年の4月から施行されたので、スポーツ施設の敷地内での喫煙はたぶん完全に出来なくなっています。
たぶんというのは、3月以降全ての試合が中止になったので、以来スポーツ施設に行っておらずピンときていないからですね。2月の大会の時に「4月から喫煙所が無くなりますよ」という張り紙は見たので、たぶん無くなっているのでしょう。たぶん。

 

タバコを吸わない人にとっては大歓迎の話だとは思うのですが、ニコチン依存症の僕の様な人間にとっては「ぐうぅー!ムムム……」という話で、何も対策をしないでいると試合の日に大変苦しくなることは明白です。

最良の対策がすぐさま禁煙をすることだと重々承知した上で、今回はちょっと変わったタバコ商品を紹介したいと思います。


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名前は「SNUS(スヌース)」。
分類上は「嗅ぎタバコ」らしいです。

 

今のところ、コンビニに置いてあるところは見ていません。タバコ屋さんには置いてあります。

 

何だか変わった名前で、スヌーズ(snooze)を連想させますが、このSNUSというのは商品名というよりはこのタイプのタバコそのものの呼び名のようです。もしくはニコチンの摂り方、というべきかな?

タバコの中にも紙巻きタバコや葉巻や蒸気タバコなど色々種類があるけど、またそれらとはちょっと違う種類のタバコ、ということですね。


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パッケージを開けると、「ポーション」と呼ばれる小袋が入っていて、これを唇と歯茎の間に挟みます。それだけ。写真では4つしか入ってないけど、20個入りです。


少しすると歯茎がピリピリしてきます。
別にクラクラしてきたりはしないんだけど、長くニコチンを摂っていない状況下ではそんなこともあるかもしれません。

 

長く口の中に入れておくと、ポーションが唾液で湿ってきますが、時々強く吸うと味のある液体が出てきます。食塩が入っているのかちょっとしょっぱい。


このSNUSは梅味なのでしょっぱくても不思議はありませんが、アップルミントもしょっぱかった(‘д‘ )塩味がデフォなのかな?まだアップルミントと梅しか試してないですが。

 

このちょっとしょっぱい液体を(飲んじゃダメとは書いてないので)飲んでみると、食道に独特の刺激があります。
禁煙ガムのニコレットを噛んだときと同じ感覚です。

味は、あまりポーションを湿らさないようにしていれば一時間くらいは持ちます。途中で飲み物を飲んだりもできますが、ポーションも飲んじゃいそうな怖さは若干あります。居酒屋でビール片手にSNUS、というのは難しい気がしますね。

 

 

この新しい「嗅ぎタバコ」というジャンルについては、2月か3月に以下の記事を初めて読んで知識はあったのですが、忘れ去っていました。

 

 

新しい、と言ってみましたが、検索するとこんな記事もありました。2018年11月の記事です。

 

 

まぁとにかく全く忘れていたのですが、4月になって入社してきた新入社員(40歳男性)が、ペースメーカーを使用していてもちろん非喫煙者。現場への行き帰りを同じ車の中で過ごすことが多いのですが、IQOSを吸うわけにもいかず、何か良い案はないかな~( -д-)と考えていて思い出したという訳です。

ついこの間、タバコ屋の前でふとひらめいたんですけどね。

 

実際に使用してみての感想としては、ニコチンは結構入っているので、半日くらいはSNUSだけで大丈夫。丸一日SNUSだけで過ごしたこともあります。
あと、SNUSを口から出してすぐにIQOSを吸ってもあまり美味しくないので、全体のタバコ量が減りました。

 

ただ、紙巻きタバコからIQOSにしたときには「体に優しい感じ」というのが実感としてあったのですが、このSNUSに関してはちょっとわからんぞ…?という感じ。
今までのタバコの類いとはだいぶ方向性が違いますからね。比較しにくいということもあります。


そもそも、IQOSの方が紙巻きタバコより健康に良くない、というような、売り出したときとは真逆の調査結果も散見されたりするので、もはや誰を信じるかは自己責任としか言えません。


たしかなのは、タバコは体に良くないよ、ということだけですね。依存症になれば色々不自由なことも多いし。現在タバコを吸わないで済んでいる人は、そのまま吸わずにいることをお勧めします。

 

今日のお話はここまでです。

 

ではまた!( *・ω・)ノ

 

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喫煙は悪で喫煙者は悪人、というような風潮は、まぁ間違ってはいないかな?と思います。少なくとも前半は間違ってはいません。後半にも一理あります。たぶん。

そして、ここからが非喫煙者には分からないところだと思うんだけど、喫煙所に二人以上集まると、そこには隠れてコッソリ悪いことをしている人間同士が感じる仲間意識のようなものが生まれてきます。そして喫煙しちゃいけない環境であればあるほど、その仲間意識は強くなります。
20年くらい前に2週間くらい入院したときの喫煙所の愉しさを、今でも昨日のことのように覚えています。点滴をぶら下げていたり車椅子に乗っていたりする彼・彼女らは自分達がアウトローであることを完全に意識しているし、周りをみるとおでこに「アウトロー」と書いてある人しかいない。
「お主も悪じゃのう( ´,_ゝ`)クックックッ…」
となるわけです。何を話したかは大体忘れました。病気やケガの武勇伝が多かったかな?でもみんなで大笑いしてました。入院中はすごーく退屈だったせいもあると思います。


ちなみに僕が何故入院したかというと、鼻の手術をしたからです。もちろん美容整形ではなく、腫瘍の摘出手術。腫瘍は「鼻茸(はなたけ)」とも呼ばれるものです。局部麻酔で鼻の中の整形手術をしたとも言えます。あまり楽しいものではありません。

 

 

ところで、テレビでもタバコを吸うシーンを見ることはめっきり減りましたよね。CMはもちろんだけど、ドラマでもタバコを吸うところなんてずっと見ていない気がします。


別にそれでいい、と僕も思っていたのですが、2014年に森博嗣の「すべてがFになる」がドラマになったときに、「それはないんじゃ……」と思いました。
綾野剛演じる犀川創平は、原作ではタバコが好きで、作中にタバコを吸う場面が何ヵ所かあります。犀川というキャラクターを構成するパーツの一つがタバコであると言っていい。
そして、武井咲演じる西之園萌絵も、原作では時々犀川からもらいタバコをしたりします。普段は吸わないけど、好きな犀川からタバコをもらう、というところに、二人の関係性が垣間見えるわけです。
ところが、当たり前だけどドラマの中ではそんなシーンは無いのね。タバコという概念が無いパラレルワールドのお話であるかのように。


第一話を観てすごーくがっかりした事をよく覚えています。タバコのシーン全部カットって。森博嗣にちゃんと了解してもらったの?と思いました。

スポンサーの問題とか色々あるのかもしれませんが、そこは再現して欲しかった。

だいたい、タバコが悪だから画として撮さないことに意味はあるのかな?殺人は悪だけど結構ドラマでは人が殺されているように思うんだけど……

 

あと最後にひとつ。
今回紹介したSNUSは分類が「嗅ぎタバコ」ということになっています。
口の中に入れておいて「嗅ぎタバコ」とはこれ如何に?ということはさておいて、嗅ぎタバコという文字で思い出したことがあります。


エラリー・クイーンの「Xの悲劇」の中で、刑事が嗅ぎタバコを嗅ぐ、というシーンがあったと思うんですよね。30年以上前に読んだ本なので記憶はおぼろげなんだけど、このとき「嗅ぎタバコとはなんぞや?」と思ったことを覚えています。当時はタバコの臭いが大嫌いな少年でした。それがまさか嗅ぎタバコをやることになるとはね(。-ω-)