「卓球技術研究所」を久しぶりに訪ねてみた話
僕が初めて「卓球技術研究所」の門をくぐったのは、たぶん4年くらい前だったと思います。
僕はすぐにそこが気に入って、中をくまなく見て回りました。
一言で言うと、そこは「宝の山」。
僕がボンヤリと考えていた卓球に関する理論がピカピカに磨きあげられ、陳列されていたのです。
その「卓球技術研究所」を、先週久しぶりに訪ねてみました。
驚いたことに、外も中も全く変わっていません!
飾り気のない、相変わらず正面玄関に見えないトップページをずーっとスクロールしていくと……
というわけで、今日は僕のお気に入りのサイトをご紹介します。
その名も「卓球技術研究所t3i」
(略して「卓技研」)
書いているのは秋葉龍一さんという方です。
今回このサイトを紹介するにあたり秋葉さんの事を色々調べてみたのですが、ノンフィクション作家さんのようです。
どうりで文章がピカピカな訳だ(*´-`)
また、サイト内のプロフィールには、
東京都区立中学公認卓球コーチ歴10年(現在退任)
とも書いてあります。
この卓球技術研究所の「館内図」は、トップページの一番下にあります。
もうちょい分かりやすいところに置いた方が……(PCで見れば目につくところにあるのかな?)
サイトは「技術論」「集中論」「指導者論」「観戦記」で構成されています。
あとインタビューとQ&A、かな?
僕が好きなのは「集中論」。
この「2009年までの集中論」というところに、卓球という競技の真髄が書かれている、と言っても過言ではないでしょう。
①~⑬まであるのですが、①では
『技術は練習の積み重ねで「獲得」する方法の他に「発見」するというコースがある』
というような出だしで始まり、「集中」が鍵であると続きます。
そして、「集中とは何か?」「集中するためにはどうすればよいか?」が綴られていきます。
⑤ではレシーブの時の集中について書かれています。ちょっとだけ引用してみます。
(前略)レシーブのときは、アゴを引かないで、むしろ少し前に出すくらいがいい。ちなみに、400連勝無敗というブラジルの格闘家ヒクソン・グレイシーのファイティングポーズは常にアゴが前に出ていた。
そして、何より、上半身の力を抜くには、下半身をリラックスさせることである。レシーブで集中しようと、下半身をがちっと固めると、上半身が緊張するのだ。そのお手本がイチローである。イチローほど、下半身を柔らかくしてかまえるバッターもいない。(以下略)
全編を通じて曖昧な物言いがなく、指導者としての豊富な経験と確かな理論、そして広い見聞に裏打ちされた文章が気持ちいいんです(。-ω-)
その後、⑦~⑨では呼吸について、また、⑪⑫ではイップスについて書かれています。
他に「フルセットになったらチェンジエンドの後の1本を取った方が勝つ」みたいな話も。
あと、「技術論」には「カットマン攻略法」とかあったりします。
(↑技術論の項目)
面白そうだと思った方は、ぜひ足を運んでみてください。
という訳で、今日のお話はここまでです。
ではまた!( *・ω・)ノ
余談ですが、イップスといえば、野球マンガ「MAJOR」のすごーく後半の方で、茂野吾郎がイップスになる話があります。
とても好きな話です。
どこを読んでも面白いんですけどね(* >ω<)
あと、秋葉龍一さんのことを色々調べているうちに、名前が、「秋場龍一」と書かれているサイトなどもあって、
「何やの?誤植?それとも別人?」
とか色々探しましたところ、2014年に秋場→秋葉に改名したらしいと分かりました。
「秋葉龍一のねごと」というサイトに書いてあるのですが、最終更新が2018年だったりします。
卓技研も2017年から更新されてないようですね。
元気にしているのでしょうか(´⊂_`;)
あと、本も出版されています。
9割の日本人が知らないドラッグの話―清原は「弱い」から覚醒剤に溺れたのか
- 作者:龍一, 秋葉
- 発売日: 2016/06/01
- メディア: 単行本
卓球以外の本が多いようです。