試合中に大量出血!高校最後のシングルスの終わり方
今日も卓球のお話。
インターハイと全中の中止が決まりましたね。
僕が所属するクラブチームには高校生が3人いますが、幸い(?)3人とも二年生。
まだ先はあります。
可哀想なのは中学3年生の2人。
両人ともに昨年度の新人戦で都大会に行くほど強く、うち1人は関東大会も狙えるかな?というほどだったのですが……
中学生最後の大会が消えてしまうとは…
。・(つд`。)・。
当人たちの心情を思うと、本当に悲しい気持ちになります。
(中学生なんだから、まだまだ先はありすぎるほどあるけどね(*´-`))
…という前振りから、僕の高校最後の試合の話を書いてみたいと思いますが、こちらもちょっと悲しいお話…
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【カットマンに大苦戦】
高校三年生の最後の大会の地区予選のこと。
勝てば県大会出場となる試合の、その前の試合。(3回戦くらい?←覚えてない)
対戦相手は北高のカットマン栗◯◯くん。
(当時僕はシェーク裏裏ドライブマンです)
栗くんは上位の常連というような選手ではありません。
コーチがカットマンだったし、カットマンもそれほど苦手ではない(と思い込んでいる)僕は、
「この試合に勝って、あと一つ…」
というような気持ちで試合に臨みました。
(↑負けフラグ立ってる)
しかし1セット目を落としてしまい、急に焦り出します。
粘られては凡ミスを繰り返し、2セット目も劣勢に。
そして……
中盤に差し掛かったところで事件は起こります。
台から出るか出ないか、という微妙な長さのツッツキ(カットだったかも)をドライブしにいき、ラケットと右手を台の角に当ててしまいました。
「バンッ」
と大きな音がし、グリップの付いていないラケットがクルクルと回りながら遠くへと飛んでいきます。
右手を見ると、親指の第一関節に裂傷があり、床にボタボタと血が落ちていました。
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【最初で最後の途中棄権】
……ということで、ここで棄権しました。
傷口に絆創膏を貼り、
後輩にラケットを借り、
床に飛び散った血をタオルで拭き取って試合を再開しようとしたのですが……
スイングすると右手の先に血がドッと集まる感じがして、周囲に血が飛び散ったので、「これはダメだな」と思ってしまいました。
うーん、何だろう……
ラケットも折れたけど、それ以上に心が折れてしまった、ということでしょう。
こうして改めて振り返ってみると、勝負はラケットを折る前にあらかた決まっていた、という気がします。
更に言えば、試合が始まる前に決まっていたかもしれません。
大会で良い成績を残す時はだいたい、目の前の試合に全神経を注いでいるものです。
次の試合のことを考えている時って、だいたい上手くいかないですよね(´⊂_`;)
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【折れない心を持つ男】
僕の流血話はここで終わりですが、最後に割と最近のとある大会での出来事について書きたいと思います。
昨年の12月の区の新人戦でのこと。
新人戦というのは、過去に区の卓球連盟が主催する大会で上位に入賞した選手は出場出来ない大会で、40才以上はシニア、39才以下及びシニア優勝者は一般、と2つのカテゴリーがあります。
(一般で優勝するともう新人戦には出場できません。僕は何年か前にシニアで優勝しているので一般にエントリー)
予選で初対戦の高校生Mくんに完敗した僕は、その後Mくんがどこまで勝ち残るか注目していました。
敗退者あるあるじゃないでしょうか?
( ´∀` )b
優勝してくれれば「俺が実質二位」と冗談も言えるので(笑)
(1セットも取ってないけどね……)
で、予選を抜けたMくんのトーナメント1回戦の試合を見ていたのですが、サーブの時のラケットの握り方にちょっと違和感。(Mくんはシェークハンドです)
普通サーブの時には握られている中指、薬指、小指が開かれていて、親指と人差し指だけでつまむようにブレードを持っていました。
(こんな感じ)
近くでMくんのお母さんが観戦していることに気付いた僕は、何気なく「彼のサービスの時のラケットの握り方、変わってますね…」と話しかけると、なんと……
試合開始直前に、出入り口の扉に3本の指を挟んで出血。
絆創膏をメチャメチャ貼って試合をしているとのこと( ; ゚Д゚)
えー!
なんか、色々ツッコミどころが多いけど、スゴイよ!
痛がってる素振りが全くなかったので、全く気が付きませんでした。(彼はもともとポーカーフェイス)
試合はフルセットの激戦となり……
そして試合終了。
残念ながらMくんは負けてしまいました。
「息子も今回は気合い入ってたんだけどねー。ラバーも昨日あたしが貼り替えたんだよー……替えてくれっていうから。
怪我がなければなぁ…」
とお母さん。
ちょ〰️www
僕は試合の時ラケット見たから知ってます。
両面ディグニクスだったんですけど( ; ゚Д゚)
試合に負けて本部席に試合結果を持っていったMくんを追いかけていき、僕は「手、怪我したんだって?」と話しかけました。(←誰にでも話しかける奴)
見ると、観戦していたときにはよくわからなかったけど、右手は血が滲む絆創膏だらけ。
「そんな手でよく試合したな~」
全然握れなかったッス……と小さい声で言うMくんの顔はちょっと泣きそうでした。
その顔を見ると、
「もうちょい早く怪我してくれれば!」
という冗談はさすがに言えませんでした…
……
今日のお話はここまでです。
しょっぱい話でしたね(涙)
ここまで読んで、これが僕の高校最後の試合の話だと思った方がほとんどだと思うのですが、実は違うんです( ´~`)ゞ
前日、ダブルスで県大会行きが決まってまして…
(記事タイトルは詐欺?)
そちらも猛烈にしょっぱい話なのですが、それはまたの機会に。
ではまた!
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